「骨密度」のQ&A
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ギックリ腰ではないのに、腰の重だるい痛みがずっと続きます。
更年期の腰痛は、ホルモン減少による血流悪化、筋肉の柔軟性低下に加え、骨盤内の筋肉(骨盤底筋など)の緩みが原因になることがあります。また、骨密度の低下による「微細な骨折」が隠れている可能性も否定できません。ストレッチでの血流改善を試みつつ、痛みが長引く場合は、婦人科でのホルモンチェックと併せて、整形外科で骨密度の測定を受けることをお勧めします。
骨粗鬆症の予防はいつから始めればよいですか?
骨密度は30代をピークに徐々に減少していきますが、更年期に入るとエストロゲンの減少により急激に低下することがあります。そのため、骨粗鬆症の予防は早めに始めることが重要です。カルシウム(1日700〜1000mg)とビタミンDを十分に摂取し、適度な運動(ウォーキング、筋トレなど)を継続することが基本です。日光を適度に浴びることでビタミンDの合成が促進されます。また、過度なダイエットや喫煙、過度な飲酒は骨密度の低下を促進するため避けましょう。定期的な骨密度検査を受けることで、早期に問題を発見し、必要に応じて治療を開始することができます。
骨密度の数値が「YAM 75%」でした。すぐ治療が必要ですか?
YAM(若年成人平均)の80%未満は「骨量減少」、70%以下は「骨粗鬆症」と診断されます。75%はイエローカードの状態ですので、これ以上の低下を防ぐために今すぐ対策を始めるべきです。内科の受診をお勧めします。その上で、HRTは骨を壊す細胞を抑える効果が非常に高いため、更年期症状の治療と同時に骨の健康を守る強力な手段になります。食事ではカルシウムとビタミンD、Kの摂取を意識しましょう。
喘息や膠原病でステロイドを飲んでいます。HRTをしてもいい?
はい、併用は可能です。むしろ、ステロイドの長期服用は骨を脆くする副作用がありますが、HRTには骨密度を維持する働きがあるため、骨の健康を守るという点ではメリットがあります。ただし、ステロイドの量や疾患の状態によって最適なホルモンバランスが異なるため、膠原病などの主治医と相談しながら進めるのがベストです。
骨密度だけでなく「骨代謝マーカー(NTxやTRACP-5b)」を測る意味は?
骨密度が「今の骨の硬さ」を表すのに対し、骨代謝マーカーは「今、どれだけのスピードで骨が壊されているか」というライブの状態を表します。閉経直後は骨を壊すスピードが急加速するため、マーカー値が高い場合は、まだ骨密度が正常でも早めにHRTなどの対策を始める強い動機になります。未来の骨密度を予測するための重要な指標です。
骨密度の「Tスコア」と「YAM値」、どちらを見ればいいのですか?
日本の診断基準では主に「YAM値(若年成人平均に対する割合)」を使いますが、世界基準では「Tスコア(若年平均との標準偏差)」を見ることが多いです。更年期女性であれば、まずはYAM値が80%を切っていないかに注目してください。70%以下なら骨粗鬆症、70〜80%なら骨量減少として、HRTや骨の薬を検討する具体的なタイミングになります。